パニック障害克服法

パニック障害と薬の考え方 いったいいつまで飲んだらいいのか? その不安を解消します

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Arek SochaによるPixabayからの画像

こんにちは、パニック障害を12年かけて克服して、克服後6年目をむかえる優光(まひろ)です。

今日はですね、パニック障害を克服するにあたり、現在服薬中の人、又は減薬したい人だったり、新しい薬に乗り換えるタイミングの人むけに書いていこうと思います。

内容は3つです

  1. いつまで飲まなきゃいけないのか?
  2. 減薬していくタイミングは?
  3. やめたあとの話し

私自身は断薬してから7年以上たっていますが、薬を飲んでいた時期はとても不安があったので、そのあたりの恐怖感が少しでもなくなればと思います。

それではいきましょうか(^_-)-☆

薬はいったいいつまで飲まなきゃいけないのか?

結論から書きますね。

症状が出なくなって、薬を飲まなくても一日過ごせるようになるまで

です。

こう書くと、「当たり前じゃん」って思うでしょう。

ですが、例えベースの薬を断薬できたとしても、ぶり返しも考えられますし、お守り代わりに頓服は持ち歩くことも視野に入れて下さい。

調子が良くなって減薬して、そしたらまた調子が悪くなって元に戻る、もしくは量が増えてしまう事もあります。

この一進一退はパニック障害を克服していく為には必ず通る道なので、

当然と考えて落ち込まないようにすることが大切です。

安心して下さい。

私自身が最終的にはベースの薬も断薬し、頓服をお守り代わりに財布に入れていましたが、一年以上使うことはなく、サヨナラしました。

なので、薬をいつまで飲まなきゃいけないのか?って答えは、

「症状が出なくなって、頓服すら飲まずに一日過ごせるようになる」

と、なるわけです。

ちょっとだけ私のエピソードを・・・

私自身は薬を飲んでいたのは約10年程になりますが、最初に処方された時の第一印象は「これで治るんだ」って思いました。

なんせパニック障害と診断されるまでに、2年ほどかかりましたから、病名も分かり、なんだか安心感もあって、これを飲んだら症状が消えると思ったんですよね。

でも残念ながらそんなに甘くはなかったです。

薬に対しての考え方が違ったんです。

風邪のように薬を飲んで一週間もしたら治ると思っていましたが、一向に治る気配はありません。

風邪とは違うんですよね。

パニック障害の場合、ベースの薬を飲んで調子を整えて、その間に自信を付けていき、予期不安も含めて症状が収まってから、徐々に薬を減らしていき断薬に持っていく。

こういった流れなんです。

なので、合うベースの薬を見つけるためにドクターも色々と探りを入れながら、薬を探していくんです。

しかも合いそうな薬が分かったら少量からはじめて、徐々に増やしていき、完全に安定したらそこでストップして時間をかけてさらに安定させて、そのあと徐々に減らしていくという、そもそも時間をかけるやり方なんです。

よくある間違えは、

「あの先生いろいろ薬かえてお金稼ぎしている」

「適当にたくさん出してくる」

「先生が薬変えたせいで調子が悪くなった」

こういった感じに思ってしまう人も少なくありません。

ですが上記に書いたとおり、ドクターはどれが合うのか?というところがスタートなので、患者さんのためにいろいろと試す必要があるんです。

それに一昔前の点数稼ぎで儲けを出すなんてことは今は出来ませんし、院内処方は珍しく、現代では調剤薬局に行くわけですから、儲けなんてないんですよね。

現代では逆に色々処方した方が、病院の利益は減る仕組みになっています。

当時の私は、ドクターのせいにしたりする時期もありましたが、それは間違いでした。

では次に、減薬するタイミングについて書いてきます。

減薬していくタイミングはいつか?

結論から書いていきますね。

「1/4錠減らしても大丈夫だな」って思ったタイミングです。

減薬にはリスクもあります。

でも、減薬は気分がいいです。

薬が減っていく嬉しさ=治ってる感覚

この感覚は何より嬉しいです。

ベースの薬が最後の1/4錠になった時は涙が出たのを覚えています。

しかしながらこの涙のわけもあるんです。

ここでまた私のエピソードを少し・・・

私は最終的にパキシルをベースの薬として服用していました。

当時のパキシルには問題点が多く、今考えるとあまり良い薬ではなかったのですが、、、

今は改良されていますので、安心して飲んで下さい☆

5錠飲んでいたのですが、最初の減薬は1錠でした。

これが間違いでした。

ものすごい反動が出てしまい、いわゆる「シャンビリ症状」が酷くて大変でした。

この時に私は思ったんです。

「薬漬けだ、俺・・・」

怖かったです、本当に。

怖くても明日からやめるわけにはいかないんですよ、この薬を・・・

でも安心して下さい☆

状態がよくなって、安定したら減薬は出来ますので、

「そういう薬だし治すために飲んでるんだ」

ってしっかり自覚を持つことが大切です。

自分が今なにをやっているのか?

これが分かっていれば大丈夫です。

そしてその後またしばらくして、私はドクターに相談しました。

「また薬を減らしていきたいんですが、薬を自分で四等分して1/4錠ずつ飲んでもいいですか?」と。

ドクターもその方法は知っていたようで、快くオッケーをもらいました。

そして数年にわたる減薬生活が始まりました。

一進一退も繰り返し、「シャンビリ」とも戦いながら(1/4錠ずつであればたいしたことないです)日々を過ごしていきました。

なので最後の1/4錠は本当に努力の結果というか、自分自身と、信頼のおけるドクターと一緒に戦った数年間だなと思って泣いちゃったんです。

(書いてて思い出したら泣いちゃったんで休憩してきます笑)

というわけで、減薬には当然リスクもありますし、そんなにあっさり薬を絶てるわけではありませんが、薬を飲まない選択肢を最初からしている方もいると思いますが、パニック障害の人で服薬している方はいずれ通る道ですから、しっかりと私の事実を参考にして頭に入れて進んで欲しいです。

私の時代は情報がなく、本当に不安で不安で、薬を飲んでいること自体が不安で怖かったです。

次にやめたあとのお話を少々します。

薬をやめたあとのお話し

さて、薬をやめたあとのお話ですが、これも結論から書いていきます。

実際あんまり変わらない・・・

です。

ちょっと誤解を招いてしまうと思うんで、文章がすごくむずかしいのですが、完全に断薬する頃って、飲んでる薬も1/4錠なんで、あんまり大きな変化がないんですよね。

体がもう慣れているというか、ほとんど効いてなかったんじゃないか?みたいな感じで・・・

でもいいこともあります。

ここからはまたエピソードになりますが、

他の病気などで病院に行った時とかに問診票に「現在服薬中の薬はありますか?」の欄に、無しって書けるんですよね。

これが意外に嬉しかったです。

プライドの高かった私はなんだか恥ずかしかったんです。

どんな薬か聞かれるのも嫌でした・・・

あとは肝臓の検査ですね、長く服薬していると定期的に血液検査をしなくてはいけなかったのもなくなりました。

これも嬉しかったです。

あとは当然ですが、病院に行かなくて良くなります。

断薬後も数か月は近況報告がてら通院していましたが、二か月に一回とかです。

そして最後に卒業を迎えるんですよね。

わたし→「○○先生、俺、もう大丈夫だと思います。」

ドクター→「マヒロさん、あなたはもう医学的に見ても完治と言えるでしょう」

本来であれば精神科の観点からいくと「完治」という単語は使いません。

「寛解」が正しいとされています。

これはわたしがYouTubeでパニック障害を克服するチャンネルを2019年の1月に立ち上げてから、パニック障害についてた本を読んだり、研究結果を見たりして学んだことですが、寛解が正しいです。

精神疾患については再発率が50%以上あることが理由のようですが、私もプチ再発は経験しましたが、この6年間は大丈夫です。

なぜドクターは「完治」と言ってくれたのかは分かりませんが、私は薬をやめた後に卒業を迎えました。

あのドクターには本当に感謝しています。

こういった感じで断薬後はその時点でかなり人生の自由度も高くなっていると思います。

まぁ、パニック障害が治ったとしてもその後の人生を楽しむかはその人次第なんですけどね・・・

それはまた別のお話ですが、私は今でもめんどくさがって行動しなかったりするので、自分に言ってます。

最後に

というわけで今回の記事は3つのお話を書きました。

いつまで飲まなきゃいけないのか?

減薬のタイミングは?

やめたあとのお話し

この3つですね☆

必ず断薬できますし、何よりパニック障害を治すために薬を飲んでいます。

これは忘れてはいけません。

これを忘れてブレてしまうと一気に不安になってしまうので。

そしてパニック障害の薬物療法の流れについても書きました。

これも頭に入れておかないと、むだに不安になってしまいます。

「自分がいま何をやっているのか?」

これを忘れずにいて下さい。

その理解は大きな力になります

パニック障害は必ず治ります。

パニック障害の三原則も書いておきます。

  • 気は狂わない
  • 時間が経てば治る
  • 絶対死なない

いつも応援しています☆

読んでくれてありがとうございました。

優光

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