こんにちは、パニック障害を克服するブログのまひろです。
今日もお話ししていきます。
今日のテーマはこちら
「パニック障害なんて本当はさ・・・」
というテーマでお話をしていきます。
さてこのパニック障害、パニック発作・予期不安・広場恐怖
この3つをもってパニック障害となるわけですが、最初の発作の時って冷静に考えてみると、自分でも分けがわからないですよね。
その時は別に電車が苦手とか思っていないし、「息が苦しくて不安だな」とか身体的症状をいつも気にしていたわけでもないですし。
これは例えばですが、
ある時突然発作に襲われて、それでしばらく日常を過ごしていく中で、電車でまた発作を起こします。
そうなると電車に乗るのが不安になって予期不安に悩み
そして電車を避けるようになる。これが広場恐怖。
こうして完全にパニック障害となっていくわけですよね。
そして色々と不安な状況になって、様々な場所を避けていくようになる。
そして人生が終わったかのような悩みのサイクルに入ります。
これ、克服して7年以上経って、今ではパニック障害を克服するチャンネルという情報発信をしているわけですが、
よくよく考えてみると一つ思うことがあるんです。
「そもそもこの悩みは、不安や緊張に値することではない」ということです。
さっきのよくある電車での例えですが、電車に乗ることが不安や緊張になるっておかしいですよね。
完全に思い込みだと思いますし、脳の誤作動ですよね。
認知のゆがみとも言います。
本来絶対に不安や緊張なんてしない場面。
今回は例えが電車なので、言えば満員電車の不快感はだれにでもあるし、ごく一部、事故などに遭遇してしまいトラウマになってしまう方もいるとは思いますが、普通に適度な乗車率で、事故などの経験をしていない場合は、不安や緊張などはするはずのない場所。
逆に低料金で遠くへ自分を運んでくれる、とても便利で頼もしい公共機関のはずです。
それがパニック発作から予期不安、広場恐怖へと変わることで、辛い空間に変っていってしまうんです。
まず冷静に理解しなくてはいけないのは、「電車は危険な場所ではない」ということ。
これ、シンプルな事なんですけど、負のスパイラルに陥って、特に長期化していくと、こんな単純なことも忘れてしまうんですよね。
これは電車だけではなく、地下街や長蛇の列。
エレベーターや外食といったこともそうですよね。
本来はまったく危険なことはない場所です。
そう、みんなの悩みって、本当は不安や緊張に値しないってこと。
とは言えみんなの気持ちは痛いほど分かります。
「おいマヒロ!そうかも知れないけどそんなに単純じゃないぞ!!」ってみなさん思いますよね。
わたしも12年間苦しんだのでよく分かっています。
ただ今回はこのシンプルな本来の部分を見失ってしまっている方もいるのかなと思ってお話をしています。
「自分は精神病になってしまった」「心が弱くて情けない」とか思っていませんか?
違いますから、脳の誤作動から認知が歪んだだけです。
みなさんおかしくなってなんかいないです。
ちょっと脳の回路が書き換わってしまっただけです。
その回路を元に戻していけばいいだけで、その間少し身体的な症状とか、挑戦したけど上手くいかなかったり、調子が良かったのにまた不調になって落ち込んだり、そういったことはありますが、絶対にこの回路は書き換えることができます。
私の感覚だと、限界不安ラインというのがあるような気がしています。
0~100までのパニック発作にならない範囲が人にはあって、このラインを100以上超えてしまった時にパニック発作が起きてしまう感じ。
そして、一度起こすとそのラインが90に下がる。
当然90に下がっているわけですから、次の発作を起こす。
そうなると今度は80に下がってしまう。
こういった感じで発作や不安を起こしやすくなっていくわけです。
なので、少しずつ挑戦して自信を付けていくことで、このラインを100まで戻していくようなイメージです。
40くらいまで下がってしまっているのに、100だった昔の自分に戻りたいと思ってしまう。
分かります。その気持ち。
でもそれはちょっと難しいかなとわたしは思います。
まずは45を目指しましょう。
その次は50。コツコツと日常を楽しみながら過ごしずつでいいです。
無理せず、焦らず少しずつ前に進みましょう。
たまには少し下がってしまう日も来ます。
そんな時も「調子が良かったらラッキー・ダメでもともと」これを前提にしておけば、そんなに落ち込むこともありません。
そんな自分も大切な一人しかいない自分自身ですから、大事にしてあげて下さい。
わたしは中々この考えを持つことができずに、克服まで長い時間がかかりました。
パニック障害になって、人生転落したような気持になって、「なんで自分だけ」「周りの人はいいなぁ」なんて毎日思っていました。
ひがみっぱなしで、自分のことが大嫌いになりました。
出来ていたことが全然できない。
現実感は喪失するし、なんか馬鹿になったような感覚もするし、体も自分の体のようではありませんでした。
本当にあの時の絶望感は半端じゃなかったです。
いつも人のせいにして、悲観していました。
本当に落ちるところまで落ちた感じがしました。
でも「本当にこのままでいいのか?」「人生このままで終わらせる気か?」って自問自答しました。
答えは「NO」です。
このままつまらない人生を送りたくないと思いました。
だから、自分の現状を受け入れることにしました。
どんな自分でも大切な自分。
自分が一番愛してあげないと。って考えるようになりました。
とにかく今悩んで悩んで絶望感がすっごいある人、いると思います。
でもシンプルに言うと、パニック障害に関していえば、「今起きている不安は本来、不安や緊張には値したいこと」
これを一回思い出してください。
そのうえで現状と向き合って欲しいです。
漠然と日々を送るのは良くないです。
何が不安なのか紙に書いてください。
わたしは猛烈に書きました。
でも実際は思っていたよりも少なかったです。
沢山あるような気がしてただけ。
一つずつ潰していく。
惨敗する日もあります。
でも焦らずゆっくりまた挑戦して潰していく。
そうしていくうちに、ある時不安を感じる時間より、楽しく日常を過ごしている時間の方が上回ってくる時がやってきます。
私はいつもこう表現していますが、「負のスパイラルから正のスパイラルに入った状態」
こうなってくると、日常が楽しくなります。
不安が消えていくと、身体感覚過敏などの体に起きていた気持ちの悪い症状もどんどん消えていきます。
私の場合ですと、動悸・めまい・手汗・息苦しさ・吐き気・のどの痞え・ふらつき・現実感の喪失・手足の痺れなど
まだまだあった体の症状もすべて消えました。
嘘のように消えていきました。
その症状を単発的に治すことは出来ないようにわたしの経験上感じています。
やはりストレスをなるべく無くして、日常を楽しんでいくこと。
これに尽きると思います。
今でも疲れていたり、ストレスが溜まると、軽く症状が出る時はあるんですが、さっき話していた不安限界ラインが100まで戻っているので、問題ありません。
不安の封じ込め方や対処法も12年も苦しんだ中で編み出していますから。
さて、というわけで今日は「パニック障害なんて本当はさ・・・」というテーマでお話をさせて頂きました。
パニック障害なんて本当は、不安や緊張するようなことではない!ということですね。
とは言え、そんなに単純なことではないのはわたくしまひろも重々承知していますので、今回は大前提として「不安や緊張に値しない」ということを一回思い出して、何をするべきなのかをしっかりと見極めてから、日々挑戦をして行って欲しいなと思いました。
最後にみなさんにお願いがあります。
この前もお伝えしましたが、ご自身の克服方法や対処法。
こうしたら安心するよ!とかありましたら、コメントをお願い致します。
このチャンネルも始めてから2年ほど経ちまして、そろそろ登録者数700人にもなろうかというところです。
みなさんいつもありがとうございます。
そこで最近気が付いたのですが、みなさん結構コメント欄を見て下さっているんです。
なので、そういう誰かの為になるコメントがたくさん書き込まれますと。
「それをやってみよう!」とか「この症状は私だけじゃないんだ!」みたいに、見て下さっている方の安心につながっていくと思うんです。
ですので、もしもそういったことをコメント欄に書いてもいいよ!って方がいましたら、是非ともお願いします。
このチャンネルのみんなで、少しでも前に進んでいけたらとわたしは思っております。
それでは今日のお話しはここまでです。
最後まで読んでくれてありがとうございました!