こんにちは!
パニック障害を克服するチャンネルのまひろです
今日のテーマはこちら
【薬を飲むことへの不安】このテーマでお話をしていきます
さてみなさん、こう思ったことはありませんか?
「薬はますます悪化するのではないか?」
「副作用は本当に大丈夫なのか?」
「依存して自分は薬漬けになってしまうのではないか?」
私はそう思っていました
当時を振り返ると、その不安感がさらに悪化させていたと感じています
前置きとして、今日のお話しでは薬をテーマにしていますが、私はドクターではなく一経験者である為、専門的なことはお話しできません
あくまでも私の薬を飲んでいた頃の経験談としてお話をさせて頂きますので、その点ご了承ください
それではお話を進めていきましょう
さて私がパニック障害になった2002年
当時は自分がなんでこんな症状になっているのか分からず、かなり困惑していました
病院でパニック障害と診断されてからは、聞いたこともない病名で、この病気を早く治したいと強く思ったのを記憶しています
そこで服薬を開始することになるのですが、まずはじめに感じたことは
「薬漬けになってしまうのではないか?」という恐怖です
これは今考えると、無知だったからだと思います
当時の私は【精神科や精神病】という響きに偏見を持っていたと思います
現代よりもかなり偏見があったジャンルですので、わたし自身が、「自分とは無縁、自分は強い人間だ」
というような浅はかな考えを持っていましたからね
なのですごく落ち込みました
というより絶望感がすごかったのを今でも覚えています
現代のように【心療内科】という言葉はあまり見受けられなく、【精神科】というのが一般的でしたので
自分が底なしの穴に突き落とされたような感覚がしました
私のイメージでは、「私は頭がおかしくなって精神を病んで、薬漬けになってしまうんだ」
という、今考えたら笑ってしまうような話ですが
本当にそう思っていたのです
非常に強い恐怖と、絶望感からの服薬開始でした
これは結論から言うと薬漬けにはなりません
パニック障害や不安症、うつ病でそんなに強い薬が処方されることはないです
逆に言うと、飲んだらすぐに治るような薬でもないです
そんな薬を飲む方が危険だと思いませんか?
私はその方が危険だと感じます
風邪薬を飲んだ瞬間に風邪が治ってしまうような薬があったら
確かに飲みたいです
でも冷静に考えたらそんなのすごく危険な薬ですよね
確かに「薬を飲まないと不安になる」という気持ちの依存は存在します
でもそれは薬自体に依存しているというよりは、習慣化されることにより起こる不安なので
全く問題ないです
薬は無いと不安な時期を私も過ごしました、時間が経つと逆に「よしそろそろ薬を減らして断薬したいな」
という時期が絶対にやってきます
薬を信頼しているからこそ治っていくし、治っていくと「そろそろお別れのことも考えないと」
という感じになっていきますので
安心して服薬して良いと考えています
信じることが大切です
そうしないと、薬が逆効果になってしまう場合もあります
私の場合は【薬がますます悪化させているのではないか?】
と考えた時期もありました
だって薬を飲んでも良くならないんですもん笑
これは初期の頃に良く思っていて、抗うつ薬をベースに私はパキシルを服薬していましたが
自分に合う薬に出会うまで時間がかかりました
色々と試しては「これは合わないなー」みたいな感じで・・・
そうなってくると症状自体でそれどころじゃないのに
「薬で具合悪くなってるんじゃないか?」と思い始めるんですよね
先生不信にも繋がっていました
先生は合う薬を探す為に色々試してくれるのに
そういった目的があることを知らない患者側からしたら
不信に直結しちゃうんですよね
人って基本何かのせいにしたい生き物だと思うので
それが先生だったり、家族だったり、職場だったり、今回のテーマのように薬だったりするわけです
でもちゃんと薬を信用して、合う薬をちゃんと服薬したら、薬が悪化させるということは無いので安心して良いと思います
さて、ここまで薬は安心安全だよーという話をしてきましたが、ここからは副作用についての話をしていきます
どんな薬にも副作用はあります
パニック障害や不安症・うつ病などでも処方される抗不安薬や抗うつ薬にも副作用は存在しています
いずれも副作用が強いとはされていませんが、私の場合は特に合う薬を見つけるまで、そしてその薬が体になじむまでが結構大変でした
最終的に抗うつ薬はパキシルを服薬したのですが、やはり最初体になじませるまでの2~3か月ほどは吐き気などの副作用は出てしまいました
SSRI系は最初はこのベースを作るのに時間がかかるのは仕方ない事なので、先生からの説明があまりないかも知れませんが、
そういうものだと思っておいてください
私は最初にこの説明をされたのか覚えていませんが、知らなかったので逆に薬が悪化させていると感じてしまいました
飲み慣れてくると、改善されるので安心して良いと思います
合う合わないもあるので、少し様子見て合わない様でしたら次回の診察で先生に相談しましょう
そして唯一ここが一番大変だったなと結果論として今でも思っているのが断薬です
断薬は最終的には徐々に減らしていけばそんなに大変なものではないのですが
私はあるミスを犯しました
薬を飲んでしばらくたったころ
薬を飲んでも良くならないし、先生への不信感も溜まっていった結果
勝手に断薬したのです
抗うつ薬を断薬する際に絶対にやってはいけないことです
いわゆるシャンビリ系の反応が出たり、体調が急激に悪化しました
これは絶対に避けて下さい
断薬は焦らずに行えば全く問題ありませんので、先生との相談なしに減らすのはやめましょう
それからもう一つ、今回のお話しは私の個人の経験談をベースにしています
この数年間いろいろな方とやり取りをさせて頂いた中で、人によってかなり違う部分があります
特にこの断薬は不思議で、急にやめても全然副作用が出ない人がいたりします
他にもベースづくりの時に吐き気がまったく出なかった人もいます
中には薬なしで寛解に持っていった猛者もいます
逆に薬にいい経験を持っていない方もいらっしゃいましたが
圧倒的に少なかった印象です
人それぞれ違う部分もありますが、医学は化学であり統計学だと思いますので
私は医学・先生方を信じて進みました
みなさんはどう思いますか?
さて今回は【薬を飲むことへの不安】
というテーマでお話をしてきましたが、いかがだったでしょうか?
様々な不安があるとは思いますが、最初は誰しも偏見があると思います
精神科・心療内科へ行くことになってしまった自分が情けないような気がしたり
薬を服薬することへの不安もあるでしょう
ですが、現代では心療内科は本当にたくさんあって、私は毎日都心にいますが、本当にいたる所に増えています
気軽に受信してもらって良いと思いますし、変に絶望感を持って欲しくないですし、自分を嫌いになってもらいたくもありません
たとえ薬が必要な診断をされたとしても、怖がらずに前向きに、そして焦らずゆっくりと前に進んでいきましょう
それでは今日のお話しはここまでです
またお会いしましょう