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ソラナックスを10年飲み続けてどうなったか振り返ってみる

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こんにちはパニック障害を克服するチャンネルのまひろです

今日のテーマはこちら

【ソラナックスを10年飲み続けてどうだったか振り返ってみる】

というテーマでお話をしていきます

私はドクターではないので、このチャンネルではあまり薬については触れてこなかったのですが

なぜこの話をしようかと思ったかと言うと

私はソラナックスを頓服として10年間服薬し、克服する最後の2年間はお守りとして財布に忍ばせていたという経験を持っています

これは恐らくドクターでも、統計に従って処方をしたり、メリットデメリットは話してくれると思いますが

実際にソラナックスを10年間飲み続けた人はいないはずなので

患者の気持ちは患者しか分からないということで

ある意味ドクターのアドバイスよりも参考になる部分があるかも知れません

そう思ったので今回のお話をすることにしました

 

実際に病気になって、服薬する

私自身、子供の頃から風邪をひいたら風邪薬を飲む

歯医者さんに行ったら痛み止めを飲む

といったごく普通の服薬に関してはなんの迷いも不安もなく、薬を飲んでいました

でもこのパニック障害・・・

すごく服薬に抵抗がありました

当時の私の【精神病】という無知と偏見の考え方により

【精神安定薬】という、「自分とは無関係と思っていた薬を服薬しなくてはいけない」

というご認識も、大きな不安を巻き起こしていたように感じます

 

はっきり言ってこれは誤解です

先に言っておきますが、実際大して危険な薬じゃないです

大前提危険な薬ではないという認識を持って服薬をして欲しいですし

この先の話しも聞いていただけたらと思います

 

それでは本題です

まずソラナックスについて振り返ってみます

ソラナックスの効果ですがすごく効きやすかったのを覚えています

薬が効いていたのか、飲んだことによる安心感が強かったのかは分かりませんが

先生に言われた「30分もあれば効いてくるよ」という言葉が強く印象に残っていて

例えば電車や飛行機に乗る30分前に飲むと効果的でした

治療開始初期の頃は抗うつ薬としてパキシルをベースに朝に一錠、パキシルと一緒に服薬していました

そしてその日、予期不安が強くなったり発作が起きそうな時にもう一錠そのタイミングで服薬していました

ソラナックスは飲み続けると身体依存という身体が薬に慣れてしまう状態になってきます

なのでその後突然薬をやめてしまうと離脱症状が出たりするケースもあります

急にやめるのは避けた方が良いです

私の場合は徐々に減薬したのでそれほど離脱症状が気になるような感じはありませんでした

ただどんな薬もそうですが、完全に人それぞれで、離脱症状が出ない人もいますし、出てしまう人もいます

飲んでみなくては分からないということは頭に入れておいて下さい

 

では服薬について先生とどう歩んだのかを振り返ってみます

一番大切なのは先生と二人三脚で信頼関係を築いていくことです

そうしないと薬の効果を最大限引き出せないと私は思っています

薬自体飲むことにはみなさん少なからず抵抗感があると思いますが

先生を信じれていないと飲んでいる薬自体を疑うことにもなってきてしまいます

医師との信頼関係はパニック障害の治療には必要不可欠だと思います

私は信頼関係を築けた先生に出会うまでは、すごく疑ってかかっていましたので

効果の無さや、合わない薬を出してくる先生に対してすごく不信感をもってしまっていました

その頃の治療というか、その日常は本当に最悪でした

症状も最悪、唯一すがるような気持で行った病院の先生も信用できない

誰も自分の症状を理解してくれない

絶望の日々でした・・・

今振り返ってみるとあの時は仕方がなかったと思います

気持ちの余裕なんて全くないですし、人生に対する不安、この先生きていくこと自体に絶望していたので・・・

でも今では診察がなぜ5分で終わってしまうのか?

色んな薬をコロコロ変えていたのか?

そういった事も勉強して理解しているので、納得がいっています

現代では精神科の先生もたくさんYouTubeなどで、診察時では時間がなくて離せない部分もたくさん話をしてくれていますので

是非みなさんもそういったチャンネルで勉強をすることをおすすめします

 

さて次は減薬について振り返ります

パニック障害も落ち着いてくると大きな発作というよりは予期不安や広場恐怖との戦いになってくるかと思います

私自身はそうでした

私はここからが一番厄介でした

慢性化してしまったんですよね

ですが心のどこかではいつも「薬は飲まないようにしていきたい」と常に思っていました

なので予期不安も広場恐怖も慢性化していましたが、挑戦するようになりました

ソラナックスという頓服に頼らずに乗り越えてみようと考え始めたんです

簡単なところからはじめました

電車や飲食店など、頑張れるところからはじめました

やはり最初から上手くはいきませんでしたが、挑戦するたびに慣れてきます

「薬がなくても大丈夫だった」という成功体験を重ねることが大切です

何が不安なのかたくさんノートに書きだしました

これはどうしても不安だな、これは不安じゃないでしょ!みたいな感じで書くことで自分の不安に優先順位をつけたりもしました

クリアした不安には「○○だったけど結果大丈夫だった」とかも書いていきました

不安になるたびにそれを見返して「大丈夫だったじゃん」と勇気づけました

そうやって挑戦して、良くても悪くてもノートにたくさん書いていったことが

当時は認知行動療法や暴露療法といった言葉は知らず

方法すら知りませんでしたが

結果的にこの方法が認知の歪みを補正していったのだと今では思っています

そしてソラナックスといった頓服を服薬することがなくなっていきました

ちなみにですが最後はソラナックスとは別に飛行機に乗る前専用に飲んでいた

メイラックスという効果が強い薬を飲んでいましたが

それも飲む必要はなくなっていきました

 

ソラナックスを断薬した後について振り返ってみます

ソラナックスを断薬したころは、すでに抗うつ薬のパキシルは断薬済みでしたので

完全に薬とはお別れした状態です

すごくすがすがしく、気持ちが晴れやかだったのを覚えています

長年薬を飲んでいて、「いつか断薬したい」とずっと思っていたので嬉しかったです

離脱症状もかなり徐々に減らしていっていたので、気が付くこともなく何もなくでした

ですがその後2年間くらいはいつも財布に入れていました

使う事は一度もなくでしたがお守りの様な存在でした

最後に財布の中でボロボロになったソラナックスに「ありがとう」っていって処分したのを今でもはっきりと覚えています

その他には特にメリットはないですが、唯一病院に行った時に服薬しているお薬はありますか?という所に書く必要がなくなったので

それは嬉しかったのを覚えています

「あー終わったんだな」って感じで自分を褒めました

先生が言うとおりに服薬して自分勝手な判断で量を増やしたり減らしたりしなければ

そんなに怖がる必要もないですし

大きな力を発揮してくれると私は思っています

 

という訳で今回はソラナックスを10年間飲み続けてどうなったか?

というテーマでお話をしてきました

薬に関してはすごく価値観なども含めてすごく難しい部分もありますし

中には薬なしで克服された方もいらっしゃいます

どちらが良い悪いでもないと私は思っていますし

目指すゴールはパニック障害克服なわけです

今服薬で悩んでいる方はたくさんいらっしゃると思いますので

私の経験談をお話しさせて頂きました

一つ思うのは、怖がる必要はないし恥ずかしがる必要もないということです

自分は自分です

大切な自分自身ですから、自分を信じてゆっくりと進んでいきましょう

 

それでは今日のお話しはここまでです

またお会いしましょう!

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