こんにちはパニック障害を克服するチャンネルのまひろです
今日のテーマこちら
【パニック障害が治る人と治らない人の差】
このテーマでお話をしていきます
前置きとして「パニック障害が治る」という事についてですが
私の中の最低ラインを定義しておきます
不安を感じずに外に出られる
少し不安があっても仕事に行き、帰ってくることが出来る
友人や同僚との予定を入れられる
電車・バス・地下・エレベーター・高速道路・渋滞などの環境下を、少し不安が出ても発作に至らない
不安な時間よりも、日常を楽しめる時間の方が長い
パニック障害に囚われて過ごしていない
このあたりが私の中では「パニック障害が治った」と呼べるラインかなと思っています
さて、パニック障害が治る人と治らない人の差ですが
結論から言うと
【諦め方の差】
これだなと思っています
要は受容なんですけどね
ただ私も動画の中で「受容」という言葉をよく使っているのですが
受容ってなんだか堅苦しいし、小難しい・・・
ちょっとそう感じています
諦める
それも良い意味で諦めるんです
勘違いして欲しくないのは、人生を諦めるのとは違いますよ
そういう諦め方は絶対にダメです
私の場合、パニック障害が酷かったころは負のスパイラルに陥ってしまい、どんどん底に落ちていってました
朝起きた瞬間から不安、仕事中も不安、一日が終わって家で少しリラックスできても、寝る頃には明日への不安
一日に何度も、大小あれど発作に襲われ、週に一度しか休みがない中、予定を入れることも出来ず、出かけなきゃいけなくなることに怯え、
そして日曜日の夜なんて、また一週間始まる恐怖に震え上がっていました
そしていつも思っていました
「人生終わったな」と。。
旅行やドライブにも行けず、好きな映画館にも行けない
本も読めなくなり、友人と食事にも行けない
趣味のアウトドアなんて完全に出来なくなりました
高所も苦手になりエレベーターも無理、地下にも行けないし、行列にも並べない
ありとあらゆるものが出来なくなり
極度の不安から鬱病と現実感の喪失症も発症
もう人生が完全に終わったと感じていました
ですが私の場合、この極度の「人生終わった感」が持続されたことにより、
ある変化が生まれます
「もうこのまま生きるしかない」
はっきりとは覚えていませんが、それは発症から9年10年くらい経った頃だったような気がします
私のパニック障害歴は発症から克服まで12年間といつもお伝えしていますが
実は2年~3年くらいで急激に克服していったのです
最初の10年くらいが闇の中で
いい意味で諦めてからたった数年で克服です
なので私的にはやはり
【いい意味で諦める】
これが本当に大切だし
私のように10年とか苦しむ前に皆さんには早い段階でここにたどり着いて欲しいなと思います
コメントやDMでも、パニック障害になって数ヵ月から1年2年くらいの方もすごく多くて
まだ初期の方たちは早くここにたどり着いて方向転換をして欲しいなと思います
先生との信頼関係や薬の助けも大切だし、周りの環境というのも大切だと確かに思うのですが
私が思うに【結局は自分次第】だと思っています
他責にしている時点でやはり「諦めきれていない」と感じますし
先生や薬は一緒に走る伴走者のようなもので
結局は自分で走らなくてはいけません
周りに感謝しつつ、自分で走るしかない
最初は走れなくてもいいです
ゆっくり歩くイメージからはじめましょう
今暴露療法など頑張っている人がたくさんいるかと思います
それは本当に素晴らしいことだし
あんなに辛いのによく頑張っていると私自身が経験しているので分かっています
それもすごく大切なことなのですが
この【いい意味で諦める】
というベースがないと、【調子が良くなってたのにまた悪くなってしまった】
というパニック障害の罠にハマりやすくなります
そしてそのたびにまたどん底に突き落とされてしまうんですよね
諦めが出来ていると
「ま、こんなもんだろうなぁ」
「調子悪い期間が来たんだな」
「こういうもんだから仕方ないよね」
「それより日常を少しでも楽しもう」
こうなってくる訳です
そうすると、調子が悪い日々も終わるのが早いんです
パニック障害に囚われていない状態
確かに不安な期間が来るかも知れませんが
一時的であれば問題ないし
それ以外の期間は充実してくる訳です
この比率が大切で
不安100・安心が0
というのが初期の状態だと思うのですが
それを不安が30・安心が70
くらいまで持っていければ
もうパニック障害は克服したも同然です
この日常にある不安と安心の比率を上げていくようなイメージですね
日常を楽しめる時間が増えてくると、正のスパイラルに入ります
そうしたらあっという間に治ります
たまに不安定な期間が来るだけです
でもその時には諦めているのでもう大丈夫です
医学的に言う【受容】ですね
一年のうち数回、調子の悪い時期が1週間くらいあったとして
それ以外が不安から解放されて人生過ごせるとしたら
それってもうパニック障害は治っていますよね?
旅行も行けるし食事も行ける
ドライブだって大丈夫になるんです
みなさんはどこまで目指していますか?
パニック障害を発症する前の自分ですか?
厳しい表現で申し訳ないですが
それはほとんど無理です
発症から2.3か月くらいで治ってしまう一過性のごく一部の人ならありえますが
私たちはもうパニック障害と知り合ってしまっているので
この思い出をなかったことにするのは無理だと私は思います
いいじゃないですか!!
パニック障害でも!!
恥ずかしくもないし、かっこ悪くなんてないです
有名なアイドルの方もなってるし
格闘家の武尊さんなんてパニック障害持ってるのにあんな大舞台で命かけて戦っていますよ
大丈夫ですって私たちは!
そんなに将来を心配せず
前向きにいきましょう
「昔の自分に戻りたい」
この気持ちは涙が出るほど分かります
でもそれは重い足枷になってしまうので、そう思わずにいて欲しいです
実際昔に戻ってもまた発症してしまうかも知れませんし
過去は過去です
今の自分、これからの自分を大切にしましょう
そしてこれからの自分と楽しく人生を歩んでいきましょう
さて今日は【パニック障害が治る人と治らない人の差】
というテーマでお話をしてきました
いかがだったでしょうか?
パニック障害が治る人はいい意味で諦めて、自分を受け入れて日常を楽しみ始める
パニック障害が治らない人は、いつまでも過去の自分と比べ「自分はこんなはずじゃない」と思って悲観的になり前に進めない
そして負のスパイラルから抜け出せずに辛い日々を送る
後者は過去の私です
人生は一回きりです
パニック障害に振り回されずに、楽しく笑って生きていきましょう
「私たちの人生は終わってない!!!」
という訳で今日のお話しはここまでです!
またお会いしましょう!!